合宿免許の思い出

忘れもしない大学1年の夏休み。

旅サークルの中で僕だけ車の免許がありませんでした。

夏休みの最中、レンタカーで小旅行なんて企画もあったりしたのですが、その都度僕は助手席に座って道案内。

カーナビなんて便利なもののない時代、僕は地図とにらめっこばかりで、窓外の風景さえもゆっくり見ている暇はありませんでした。

そんな時、仲間に勧められたのが合宿免許。

短い期間で免許が取れるのと言うのが最大の魅力でした。

残りの夏休みの日数を考えても、その時すぐに合宿に参加すれば、夏の終わりに企画されている北海道への自動車旅行にギリギリ間に合う勘定でした。

そして僕が決心すると、仲間もみんな協力してくれて、なんと合宿免許の費用を、みんなで出し合ってくれたのでした。

もちろんあとでかならず返すと言う約束はしましたが、仲間の友情に感動した記憶は今も忘れません。

合宿の期間は、それこそアッと言う間でした。

新たな出会いで楽しい友人も得ることが出来、僕はそのあと、北海道へ行くワゴン車の中で、緊張のハンドルを握ったのでした。